RESULTS事例紹介
キッセイコムテックの豊富な導入事例をご紹介します。
World Ophthalmology Congress（WOC）2014
日本では1978年以来、36年ぶりの開催となる国際眼科学会です。第29回アジア太平洋眼科学会（Asia Pacific Academy of Ophthalmology：APAO）および第118回日本眼科学会総会との併催で東京国際フォーラム及び帝国ホテルでのネットワーク環境構築を弊社が担当しました。
会場設置のWi-Fiネットワークに接続した際に、協賛企業の広告を表示するシステムを構築しました。
既存のWi-Fiネットワークに広告画面を表示するシステムを導入したため、それぞれの会場ネットワーク構成、使用しているシステムの調査が必要となりました。そこで、会場関係各社に協力をいただき、綿密な現地調査・設置時間の調整を行ったことで、いずれの会場でも問題なく表示されるよう構築することが出来ました。
持続可能な開発のための教育（ESD）に関するユネスコ世界会議
名古屋・岡山で行われた、参加者名古屋：1,000名規模、岡山：2,000名規模の国際会議です。過去の国際会議案件での経験を活かし、名古屋国際会議場、および岡山県内数か所会場での各種OA機材設置・ネットワーク環境構築を行い、ICTの観点から会議成功に尽力しました。
屋外休憩スペースでWiFi利用の要望があったため指向性の強いアンテナ機器を用いて対象エリアにWiFi環境を構築しました。
電話回線やインターネット回線を手配する際は、NTTや会場、会場の指定業者と調整のうえ工事をしなくてはなりませんが、設営中に電話回線の追加依頼が発生することもあります。他業者が絡む以上、手配には通常1か月からの期間を必要とし、ぎりぎりでの依頼は受けられないこともありますが、当会議では、現地での指定業者、会場との必死の調整の結果、無事に追加回線を敷設することが出来ました。
APEC Japan2010リーダーズウィークと関連大臣会合
会合に参加している各国のスタッフが資料作成などを行うドキュメントセンターの環境構築を行いました。英語OSノートからストレスなく印刷出来るよう、プリンタや複合機とのネットワークを最適化するとともに、情報漏洩や不正取得ができないようセキュアな環境も実現しました。
PC端末の多言語対応、VLANを用いたネットワーク構築を行いました。セキュリティーワイヤー、ウィルス対策ソフト・データ消去ソフトなどセキュリティ面にも配慮が必要な案件でした。
各国から会議参加者がいるため、ドキュメントを印刷の際、国によってフォームや紙のサイズが微妙に異なるせいでうまく出力できず、満足いただける形でプリントできるまでのサポートに苦心しました。印刷を最適化できる紙のサイズをうまく指定することがキーになりました。
APEC Japan 2010は首脳会議以外にも大臣・高級官僚クラスの会合が日本全国13箇所以上で行われましたが、当社はそのすべての会場において、PC端末からネットワーク構築といったITインフラの様々な部分で、会合に関係するすべての人々により良い環境がご提供できるよう尽力いたしました。
G8北海道洞爺湖サミットと関連大臣会合
G8サミットは毎年各国で持ち回りで開催されている、8か国の首脳及びEU委員長が参加する首脳会議と外相会合および財相会合の総称です。当社は首脳会議と関連大臣会合のほぼ全てに関わり、IT機器レンタルとネットワークインフラ構築を担当しました。
3月～6月の4ヶ月間に8つの関連大臣会合を全国8ヶ所で担当しました。タイトなスケジュールでも全国くまなく対応できる実力をキッセイコムテックは持っています。
洞爺湖で行われた首脳会議は、その準備を含め2週間以上現地に滞在し、24時間対応を含め会議運営に必要なIT機器の設置・撤去・保守サポートを行いました。現地は、弊社ロジスティクスセンターから約1,000km離れた北海道だったため、国際会議特有の直前変更・追加要望に対し、いかに「確実に」対応するかを考え取り組みました。場所・時間・費用などさまざまな制約の中でこれまでの多くの経験が総合的に活かされ、無事成功に終わりました。
ICTトータルサービスを目指す弊社の実力を存分に発揮した案件でした。
第67回国際通貨基金（IMF）・世界銀行グループ年次総会
IMFと世界銀行が毎年秋に合同で開く、公式参加者は約1万人、非公式を含めると約2万人が参加する規模の会議です。各国の財務相と中央銀行総裁のほか、金融関係者ら民間人も集まり、大小約200の会議が開催されます。日本開催は1964年以来48年ぶり2度目です。
10,000人がストレスなく使える仮設ネットワークの構築、1,000台を超えるPC、IP電話の手配・運用24時間体制のオンサイトITヘルプデスク。これら全てを1年で用意しました。
会期2週間前から会期終了まで、頻繁に変更・追加が発生し、深夜に部署総出で対応する日が毎日続きました。
この年次総会は、世界最大級の国際会議と言われています。ITに関する要求事項においても、内容・数ともに当社の実績と比較できないほど規模が大きいものでした。米国のITチームとの協力が要であり、準備に与えられた1年という短い期間で信頼関係を築きあげ、結果全ての要求に対応し、大変満足度の高い評価を得ました。